台湾から帰国しました。

20時過ぎに成田に到着する飛行機で台湾から帰国しました。

成田に帰ってきたので、今日は千葉の家に帰りました。
前回帰ったのが北総鉄道まつりの時ですから3週間ぶりです。

台湾の旅は2泊3日、あっという間でしたが、上越というところは不便なところですから、朝の飛行機に乗ろうとすると前泊が必要ですし、夜の飛行機で帰ってくると後泊が必要になりますから、2泊3日でも結局4泊5日になるわけです。
空港がないとか、東京への直行便がないとか、自分たちがふだん生活している分には全く気にしませんが、そういうところが世の中から遅れていく理由の一つになると私は今回の旅でもそう思いました。

さて、今日は日曜日とあって台北駅の構内の広場にはたくさんの人たちが集まっていました。
聞くところによると最近の台湾ではベトナム人が多くなってきているらしく、100万人もいるのではないかといわれています。
台湾人の人口は2300万人ですから、100万人というのはかなりの人数ですね。

皆さん仕事を求めて働きに来ているようですが、そういう人たちが日曜日に公園や広場などの場所に集まって、近況を語り合ったり食事をしたりしているのです。
どうやらその一つが台北駅のようですね。

ではなぜそんなにたくさんの人たちが台湾に来ているのかというと、それはお金になるからに違いありません。
以前ならば皆さん日本に働きに来ることが夢を実現するための手段だったかもしれませんが、今の時代は日本はそれほど魅力的なところではありません。
働くのであれば労働条件が良いところで、労働環境が良いところがいいですからね。

そうなんです。
給料とかも高いんだと思いますよ。

台北駅の2階にはレストラン街があるのですが、その中を一回りしてみて驚きました。


すき家の牛丼が89元です。
為替レートは台湾元が1元4.8円ですから、5円と計算して450円ですね。
日本と全く変わりません。


大戸屋さんです。
人気ナンバーワンの鶏豚焼肉定食が370元。⇒1850円
ホッケ焼き魚定食が410元。 ⇒2050円
下の方にあるカツ重が290元。 ⇒1450円です。


明治33年創業という聞いたことがない親子丼屋さん。
看板メニューの親子丼は270元。 ⇒1350円です。


ラーメン屋さんです。
醤油パイコー麺が380元。⇒1900円
ミニ明太子ご飯が100元。⇒500円ですから、セットにしたら2400円です。


ミスタードーナツです。
だいたい1個40元ぐらいですから200円ですね。

台北駅ですから台湾で一番物価的には高い場所かもしれませんが、東京駅の八重洲地下街と同じような所でしょう。
若者たちやファミリーがたくさん集まって、こういう場所で皆さんこの値段の食事をしているのです。

そういう人たちから見たら、「日本は安い!」のでしょう。
そしてこれが現実なのです。

さて、こちらは同じ台北駅構内で長い行列ができていました。
何を売っているのかというと駅弁です。
台湾は駅弁が安くておいしいと評判ですが、地元の皆さんも行列で買っています。

これは彰化駅で買った駅弁ですが、60元です。
300円ですね。
台湾の駅弁はオカズの内容によって少し変わりますが、60元、80元、100元ぐらいです。新幹線の駅へ行くと駅弁が120元ぐらいになりますが、その辺りは日本と同じような感じかもしれません。

これが私が見てきた台湾の現実です。
私は旅行に出かけるとこういうところを見るのが好きなので、故宮博物館とか、そういういわゆるガイドブックに載っているようなところは全く興味がないのです。

ちなみに昨日のお昼に食べた福井食堂の牛肉煮込み定食ですが、130元でしたから650円と言ったところでしょうか。
台北から遠く離れた田舎町でしたから、このぐらいの値段なのかもしれません。

それから比べると、台湾国鉄の初乗り運賃は15元、75円ですから、鉄道がいかに庶民の生活に密着しているかがわかりますね。

ということで、コロナが明けて1年以上たつわけですから、自宅と会社の往復ばかりで分かったようなことを言う前に、もう少し見聞を広めることをお勧めいたします。
特に、観光商品を作るような人たちは、そうしないと頓馬だと言われてしまいますよ。

8万円の雪月花特別コースが10分で往復70席完売するのも、至極当然なことなのです。

台湾でお世話になりました皆様、ありがとうございました。